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世の中に出回っている重力の"表現方法"は間違っている!
では「3次元」的に描くと一体どのようになるのか?


重力は日常生活でも馴染み深い最も有名な"力"である。

そしてその力を説明する為によくこのような図が使われる。

重力は実際は物体を引っ張ってるわけじゃなく空間を曲げており、物体は真っすぐ進んでいるつもりだがその曲がった空間を進んでいるので引き寄せられているように感じる───

という説明がその図と共に付いてくるが、何か違和感を感じないだろうか。

実際の空間は3次元なのになぜその時だけ空間の表現が2次元になっているのだろう。(トランポリンとボウリング球が使われてるのをよく見る)

平面で表現されているので3次元的な作用として想像するのは逆に難しい。

さらにその図の問題は重力の説明にもかかわらずナチュラルな重力が使われている点。

曲がった空間を進んでいる物体が下に落ちるということは重力が一体何なのか説明しているようでしていない。

ただ重力の正体については一旦置いておくとして、では3次元として表現された重力の作用の図は一体どのような感じになるのか?

有名ではないがそれは存在している。

それがこれである。

この図を見ると全方向の空間を"中心"に向かって引っ張ってるような印象を受ける。

一般的に出回っている図と全く違い最初は戸惑うが個人的にはこのような表現でも充分いけると思うのだが、このような図で重力を説明している解説はほとんど見ない。

ちなみにインターステラーという映画でワームホールが3次元的に球体として表現されたが、やはり注目の映画だったからか3次元ワームホールはその後市民権を得ている。

映画などで取り上げられれば3次元重力もそうやっていつか市民権を得る日が来るかもしれない。

ただ一つ問題がある。

ワームホールの場合は時空のトンネルという概念を掴めれば問題ない。

しかし重力の場合は途中でも言ったように正体がまだハッキリしていない。

なので空間を引き寄せるというのが具体的にどういう事なのか概念を掴むのは非日常的なワームホールよりも逆に難しい。

そう考えると平面で表現されている重力の説明は正体不明の部分をぼかしている形になっていので逆に問題ないとも言える。(ただ重力の正体が判明したら3次元で表現するのが適切だろう)

ちなみにその正体に関する個人的な考察(空想)に興味がありましたら次をご覧ください。(現在まだ未公開)